スミス ハルカ145S
今回はこのルアーについて書いていこうと思います。
自分にとってすごく思い出深いミノーの1本です。
僕がサーフゲームを始めたばかりの頃(2008年くらい?)、僕の住む新潟県のとある地域ではサーフ、磯でのシーバス狙いといえば『スリムミノー』が主流でした。当時はダイワのショアラインシャイナーとデュオのタイドミノースリムが猛威を振るっていました。そしてそのスリムミノーブームの終盤で発売されたのがスミスのハルカシリーズです。
ハルカはスリムミノーの弱点であった『飛距離』に重点を置いて作られたこだわりの1本です。
名前は『遙か彼方へ。』の『遙か』から来ています。
スペック
全長 | 145mm |
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重さ | 21.5g |
フック | #4フック×3 |
タイプ | シンキングミノー |
潜行レンジ | 10~60cm(海水) |
実際に使ってみた感想
頻繁には使っていませんが、もう10年近く使ってます。
ハルカシリーズは6種類ありますが、今回は僕が1番使っている『145S』について書いていきます。
やはり最大の魅力は飛距離とシルエットを活かした『サーチ能力』でしょう。
僕の使っているシーバスロッドにPE1.2号で無風時70mちょいといったところです。スリムミノーとしてはブッチギリの飛距離です。
そして145mmと大きめではありますが、スリムなのでナチュラルアクション。これにより『視覚的ハイアピール』と『ナチュラル波動』の両立ができます。この絶妙な喰わせ効果はスリムミノー特有です。
なのでソゲサイズでも普通に喰ってきます。
リップが小さく、巻き抵抗が少ないのでサラサラと巻くことが出来ます。ミディアム~ミディアムファストリトリーブとの相性が良いので、広大なサーフをサーチするランガンスタイルにピッタリです!
使用の注意点
このミノー、決定的な弱点があります!
重心の戻りが悪いんですよね。(重心移動のマグネットが強い)
これは恐らく、飛距離特化と引き換えにこのような作りになってしまったのでしょう。
キャスト後は強めのジャークを1回入れて重心を戻してください!これ、マジで重要です!!
ちなみに、あえて重心を戻さず『デッドスローで棒引き』という使い方も僕はやります。あまりおすすめしませんが(笑)
この写真のシーバスはそれで釣れた魚です。
着水後は必ず強めのジャークを入れ、重心を戻すべし!
使い方
トゥイッチやジャークとも相性が良いルアーなので僕はタダ巻きと半々くらいで使ってます。
活躍するサーフの特徴 、状況
シーバス狙いなら水深問わずどんなサーフでもOK!
レンジが10~60cmと浅いので、フラットフィッシュ狙いなら1m前後の遠浅サーフがおすすめ!
僕は波が1m前後ある『ちょい荒れ』の日に使うことが多いです。海の濁りが強い日はややアピール不足を感じる為、濁っていたら他のミノーを使っています。
筆者使用カラー
レッドヘッドホロです。
ハルカは何色か持っていますが、初めて磯でシーバスとクロダイをこのカラーで連発して以来、このカラーばかり投げるようになってしまいました(笑)
筆者使用タックル
いろんなタックルで使ってきましたが、シーバスロッドとサーフロッドのML~Mクラスであれば快適に使えます!これまでの僕の使用タックルを一部抜粋して書きます。
・パームス/初代ショアガン96M
・シマノ/ネッサCI4+ S1002M
・シマノ/ネッサXR S104M
・天龍/パワーマスターサンドウォーカー1032S-MLM
・ジャクソン/サーフトライブハリバットモデル1082ML
・アブガルシア/エラディケイターゼノモーフウォリアー97MML-TZ
・シマノ/10エクスセンスLB C3000HGM
・シマノ/15ストラディック 3000XGM
・シマノ/20ツインパワー4000
・ダイワ/18レガリスLT 4000D-C
各社PE1号200m、1.2号200m
個人的評価
ずっと大好きなミノーだし、すごく良いミノーなのは間違いありません!未だに僕の住んでる新潟県ではファンも多いです。そして僕もそのファンの1人。
しかし、重心の戻りが悪いので賛否両論あるかと思います。令和の高性能ルアーに慣れた今時アングラーには物足りない性能かも。
磯でのシーバスゲームや遠浅サーフでランガンする人は試してみる価値アリだと思います!
ハルカ145Sだからこそできる釣り、フィーリングがありますよ!