ジャクソン 飛び過ぎダニエル
『異次元飛距離+ワイドウォブリングアクション』というコンセプトのメタルジグ。これだけ聞くとすごく釣れそうに思えますが、世間では「釣れない!」という意見も多く、釣れる人と釣れない人に分かれているようです。
そのへんも踏まえて僕の個人的な感想を書いていこうと思います。
ルアースペック
全長 | 80mm |
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重さ | 30g |
タイプ | スーパーシンキング |
フック | #6×2 |
ジャンル | メタルジグ |
フラットフィッシュゲームでは主軸となるタダ巻き系メタルジグ。「飛び過ぎ!」とも言える『飛距離』とスローリトリーブから演出可能な『ワイドウォブリングアクション』が最大の特徴。
実際に使ってみた感想
あくまでも個人的な見解です。『ハマるときと全然ダメな状況があります』。これが世間で意見が分かれている原因でしょう。
たま~に絶対的な『出番』があります。
とにかくアクションが『ワイド』なんです。ミディアムリトリーブで動きすぎ、ファストリトリーブで破綻します。ですのでスローリトリーブで巻くのがダニエルのキモだと考えます。※詳しい巻き速度は『使い方』の項目で解説します。
いやしかし、スローリトリーブで巻いたとて。それでもかなりワイドアクションなんですよ。しかもフラッシングも強い。これは『集魚効果が高い』『活性の低い魚は嫌う』というメリットデメリットがあります。
それを踏まえた上でダニエルが効く状況は
・魚が少ない
・潮が効いている
・多少の波や風がある
これが全て交わったときになります。潮が効いていて多少ラフな状況であれば圧がかかるのでゆっくり巻くことが可能。浮遊感が出るので喰わせ性能が上がります。ワイドアクションで集魚効果が高いので、魚が少ない状況でも魚を見つけることができます。
※この状況でなければダメというわけではありません。これ以外の状況でも十分釣れると思います。でも僕はこれ以外の状況なら他のメタルジグを使うかな~。
周りのアングラーが魚をバラしている状況で自分は丸呑みでした。ハマるときはハマる。それがダニエル。
ちなみに飛距離は言うまでもなく、かっ飛びます。飛ばすの苦手な僕ですら100m前後です。でもキャストの安定感はなくて、ちょいちょい手裏剣みたいにくるくる回転します(笑)。回転してしまうとあまり飛びません。
キャストはしっかりと竿を曲げ込んで投げることが重要です。
使い方
1.ゆっくりでタダ巻き
2.ゆっくりストップ&ゴー
この2択です。
巻くと竿先が「「ゴンゴン!」としますが、激しくバタバタすると巻きすぎ。「コンコン・・・」と気持ちいい巻き速度の『さらにそれよりほんの少し遅いくらい』がおすすめです。
「釣り場が浅くてゆっくり巻けないよ!」という人は多少水深のある場所で使うか、潮がかっ飛んでいてゆっくり巻ける日に使うといいでしょう。
筆者使用カラー
現在使用しているのは『SGRゴールドレインボー』『SBPブルピンイワシ』『ZGPゼブラグローピンク』の3色。
Amazon.co.jp限定カラー
飛び過ぎダニエル30gにはAmazon.co.jp限定カラーというのが存在します。気になる人はこちらの記事を読んでみてください。
筆者使用タックル
様々なタックルで投げてきましたが、どれでも快適に使えました。
アブガルシア/エラディケイターゼノモーフウォーリアー97MML-TZ
ジャクソン/サーフトライブハリバットモデル1082ML
天龍/パワーマスターサンドウォーカー1032S-MLM
シマノ/ネッサCI4+S1002M
シマノ/20ツインパワー4000
ダイワ/18レガリスLT4000D-C
シマノ/ピットブル8+1号200m、1.2号200m
デュエル/スーパーXワイヤー4 1.2号200m
各社5号、6号
カルティバ/クイックスナップ1.5号
筆者の評価
決して万能ではない。でもコレが1番ハマる状況がある。
僕は車の中に入れていて、ここぞという日だけ釣り場に持って行ってます。今は1年で数回しか使わなくなりました。
キャッチーな名前とコンセプトから初心者向けのように思えますが、個人的には中~上級者向けだと考えています。初心者は巻き速度が掴めないと思うし、『スローに巻く』って結構難しいんですよね。
「使いこなせばめっちゃ釣れるんだろうな・・・」という期待感はあります。ということで今後もたまに使っていこうかな。
価格は他社のヒラメ専用ジグよりちょい安めなので良いと思います。