ジャクソン アスリート12SSP
遠浅サーフのフラットフィッシュ攻略の為、ジャクソン社が開発したヘビーシンキングペンシル。
『フリーフォールでほとんどアクションしない』というネガティブな要素があり、僕はずっと敬遠していました・・・。でも実際使ってみたらマジで良かった!ということで僕の個人的な感想を書いていこうと思います。
ルアースペック
全長 | 120mm |
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重さ | 33g |
タイプ | シンキング |
フック | #4×3 |
ジャンル | ロングシンペン |
いわゆる『かっ飛び系ロングシンペン』です。アクションはスローでローリング、速度を上げるとウォブンロールへと変化。
素早いボトム到達&ボトム感知を優先する為、フリーフォールは『後方からストンと垂直落下』する仕様となっています。(テンションフォールでローリングフォールします)
実際に使ってみた感想
まず最初に書いておきますが、このルアーは『激浅サーフ』で真価を発揮します。水深は1.5m未満がおすすめ!水深1m未満でもOK!フローティングミノーでゴンゴン底を擦るくらい浅いならコイツの出番です。逆に水深が2m以上あれば僕は他のロングシンペンを使うかな~。
このシンペンのキモは3つ。
1.底離れが優秀
2.激浅サーフでも使える
3.浮遊感あるアクション
巻き始めからスッと底離れしてフワフワと泳ぎます。それでいて水面を割らずにゆっくり巻けるのがすごく良いです。
12cm、33gという『シーバスロッドでも快適に飛ばせる』絶妙なサイズ感。96MLを使っている人でもかっ飛ばすことができます。キャスト成功率も高く、安定して飛びます。
発売当初は入手困難で売り切れ続出でしたが、そりゃ売れるよ。うん。
#4フック×3なのでフッキング性能も高いです。潮に馴染ませながらゆっくりドリフト気味に巻いてくるとドスンと来ます!素晴らしい!
使い方
基本はスローにタダ巻きです。竿先は『頭のちょい上』いわゆる45度くらいの位置に構えます。ゆっくり巻くと巻き抵抗がなくて泳いでいるのかわかりにくいですが、ちゃんと泳いでいるので信頼してゆっくり巻きましょう。
ロッドアクションも有効です。僕はタダ巻き中に竿先でチョンチョンと2~3回アクションを入れます。(軽めのジャーク2~3回でもOK)
浮き上がりが早いので「浮きすぎてしまった」と感じたらストップを入れて底まで落とします。
『巻きで喰わす』『フォール後の巻き始めで喰わす』よう意識して使うと使いやすいです。
筆者の使用カラー
僕が使っているのはアカハライワシとホロレインボーの2色です!
もう2~3色買い足す予定です。
筆者の使用タックル
僕がこのルアーを使っているタックルです。
アブガルシア/エラディケイターゼノモーフウォーリアー97MML-TZ
ジャクソン/サーフトライブハリバットモデル1082ML
シマノ/20ツインパワー4000
シマノ/ピットブル8+1号200m、1.2号200m
デュエル/スーパーXワイヤー4 1.2号200m
各社5号 20ポンドクラス
カルティバ/クイックスナップ1.5号
BKK/ファストスナップ#2
筆者の評価
個人的には『1年に1本出るか出ないかレベルの神ルアー』だと思います。
サーフのフラット狙いであればド真ん中である12cmというサイズ感。サーフロッドでもシーバスロッドでもかっ飛ばせる33gという重量。かなり使いやすいです。
ロングシンペンは何種類か試しましたが、1m前後の遠浅サーフであればコレが1番使いやすいです。
個人的な経験談ですが、シンペンって『巻き始め』と『フォール中』にバイトが集中することが多いんですが、アスリート12SSPは巻いているときにドスンとバイトが出ます。これはタダ巻き時の泳ぎの喰わせ性能が高いということですね。
フリーフォールでほとんどアクション無し。テンションフォールで細かくローリングしますが、かなり尻下がりですしフォールスピードが早いのでサーフでのフォールバイトはあまり望めません。ですので、フォールで喰わすタイプのシンペン使いのアングラーさんは苦手かもしれませんね。
現在では供給も安定していて限定カラーや問屋カラー等も多く、トータルで考えても非常に優秀なルアーだと思います!