エリアトラウトにおけるミノーを使ったテクニック『マジックジャーク』について解説します。
マジックジャークって何?
マジックジャークとは
釣り方・テクニックの名称です。ミノーを巻いて止めて浮かせてを繰り返して誘うテクニックです。
この画像のようにミノーを沈めて浮かせてを繰り返します。これがマジックジャークです。
どんなときに使うの?
主にニジマスの数釣りで使うテクニックになります。リアクションの釣りになりますので魚がスレにくく、何十匹と釣れ続くことがあります。
表層~中層の釣りになりますので魚が浮いているときに効果があります。
やり方とコツ
まずはやり方です。
やる事は以下の通り
1.リール半回転~1回転程度巻いてミノーを沈める
2.ストップしてミノーを浮かせる
3.浮いているときのバイトを掛ける
リールを「グリッ」っと早く巻いてミノーを沈めます。その後ストップしてミノーがフワ~と浮いてる最中に「ゴッ!」というバイトが出ますので軽くフッキングを入れます。
筆者の経験だとバイトの9割以上は浮く途中に出ます。
▼そしてコツは
・できるだけ真っ直ぐ沈める(ダートさせない)
・早いテンポで誘う
・魚が居るレンジに合わせる
▼こちらをご覧ください
画像左のように真っ直ぐ沈めるのが釣るコツとなります。ロッドアクションを付けてしまうと画像右のように左右にダートします。ダートさせると魚の反応が悪くなってしまいます。
真っ直ぐ沈めるためにもハンドルの巻きでミノーを沈めましょう!
もう一つのコツは速いテンポで誘うこと。
魚は頭が良いのでマジックジャークをゆっくりやってしまうと見切ったりスレてしまいます。魚は動きが素早いので早いテンポで誘っても十分喰ってきます。自分でマジックジャークをやっていて「ちょっと早いかな?」と思うくらいが丁度いい速度です。
そして最後のコツは魚が居るレンジに合わせること。
魚が表層に浮いていればマジックジャークも表層付近で行います。しかし魚が中層に居る場合はマジックジャークも中層で行います。
▼こんな感じです
最初にハンドル2~3回転でミノーを中層まで沈めて、その後中層でマジックジャークを繰り返します。
アタリのあるレンジを見つけてそのレンジを重点的に狙うのが数釣るコツになります。
おすすめミノー
5cmくらいのフローティングミノー、ハイフロートミノーを使います。※ハイフロートは早く浮くフローティングミノーになります。
・ハンクル ザッガー50F1
・ディスプラウト イーグルプレイヤー50slim/GJ
・スミス スティルエリアチューン
・アンデッドファクトリー グリム51
・ダイワ ダブルクラッチ45F1
これらがマジックジャークで使えるミノーになります。
ローテーションは大事!
ルアーローテーション、カラーローテーションは大事です!同じルアーでもカラーが違うだけで釣果に雲泥の差が出ます。
何色が釣れるの?というのは釣り場やその日その日で違います。筆者の経験で少しだけお話すると、レンジが表層だとクリア系とシルバー系、レンジが下に行くほど濃いカラーが釣れることが多いです。
表層ならクリアオレンジ、クリアチャート、シルバー。表層下ならクリアオリーブ、クリアブラウン。中層ならペレット系、濃いブラウン系とローテーションしていくのが筆者流になります!
タックルについて
竿:6フィートくらいのハリがあるもの
リール:2000番クラスのハイギア
ライン:PE0.3号orエステル0.4号
リーダー:フロロ3ポンド
最初はこれがおすすめです!
竿とリールは持ってない人も多いと思います。そんな人はとりあえず今持ってるタックルでラインだけ変えてやってみましょう!スプーニング用の竿とノーマルギアのリールでもできますよ!よりマジックジャークを極めたいなら上記のセッティングをおすすめします。
ラインは慣れないうちは切れにくいPE0.3号がおすすめです。しかし水がクリアな釣り場ではPEラインの色で見切られたりするので水がクリアな釣り場はエステル0.4の方がいいです。
▼おすすめライン載せときます
最後に
マジックジャークの基本を解説しました。
やり方は単純で簡単。しかし実はすごく繊細でわずかな操作で釣果に差が出ます。巻く速度や浮かせる秒数、カラーローテーションなどいろいろ試してみましょう!
あとは練習あるのみです!