船ハリスをショックリーダーとして使う人は多いです。昔からプロも愛用しているほどです。しかし船ハリスをショックリーダーに使って大丈夫なの?何か違いはあるの?強度は心配ないの?など多くの疑問がありますよね。
今回はそんな船ハリスの疑問にお答えします。
そもそも船ハリスって何?
船ハリスというのは船釣りの仕掛けを作るためのフロロカーボンラインです。船の様々な仕掛けに使われます。100m入りで価格が安いのが特徴です。
ショックリーダーとの違いは?
糸としての性質の違いはほぼありません。船ハリスもショックリーダーも同じフロロカーボンラインです。
しかしラインとしての『性能』に差があります。
それは船ハリスは何故こんなに安いのか?というところに答えがあります。それは原料の違いです。糸の原料にはランクがあり、どのランクの原料を使うかで糸の性能が大きく変わります。
高ランクの原料を使った場合は強度がありしなやかな糸が作れます。反面、低ランクの原料を使った場合は強度が低くゴワゴワした糸になってしまいます。耐久性も下がります。
そしてショックリーダーには中~高ランクの原料が、船ハリスには中~下のランクの原料が使われることが多いです。
これが船ハリスとショックリーダーの違い。そして船ハリスの価格が安い理由になります。
船ハリスをショックリーダーに使っても大丈夫?
シーバスやサーフゲーム、小~中型青物くらいなら全然問題ありません!むしろ安くて助かるぅ~ってくらいです!僕自身、過去にサーフゲームで船ハリスをショックリーダーとして使っていた頃がありますが全然問題なかったです。変な切れ方したこともありません。
しかし、船ハリスは高ランクのショックリーダーに比べると耐久性が若干弱くなります。これにより定期的に交換する必要があります。どのくらいで交換?という具体的な目安はありませんが釣行毎に交換、大物を1匹釣ったら交換などの意識を常に持たないといけません。
小ネタ&おすすめ船ハリス
一般的に5号の糸の強度は20lb(ポンド)です。しかし低ランクの原料の場合5号で20lb出なかったりバラツキがあるようです。
▼特にPEとのシステムやスナップを結ぶノット
糸を結ぶときの締め込みの力は毎回違います。これによりシステムやノット部は強度が低くなる可能性があるようです。
高ランク原料の糸の場合システムやノットを締め込むときの強度もあるため安心です。
使うなら少し太めにする
強度や耐久性が不安ならいつも使っているショックリーダーより1号太い船ハリスを使うという方法があります。太くすることによって1ランク強くなりますので強度や耐久性の不安が解消されます。
僕はサーフゲームで5号のショックリーダーをメインで使いますが船ハリスを使う場合は6号にしています。
おすすめ船ハリス
おすすめは東レのプレミアム船ハリスです!
この船ハリスは低価格ですがしなやかで使いやすかったです。
使うのをやめた理由
年間200日とか釣りしてガンガン魚掛けるような人にはむしろ船ハリスの方が良いと思います。船ハリスはコスパ最強ですから。
でも僕のような一般アングラーでシーバスやヒラメを狙ってる釣り人は1回のバイトが貴重です。何回も何回も休みの日に釣り場に通って「コンッ!」て出たバイトを逃したくない。掛かった魚はキャッチしたい。
魚とのファイト中の生命線は『糸と針』です。なのでキャッチ率が1%でも高くなるように僕は船ハリスをやめて高ランクのフロロカーボンばかりを使うようになりました。
もしかしたら高ランクのショックリーダーなんて使ってもキャッチ率は変わらないかもしれない。でもやっぱり自分でできることはやりたい。
コスパに目がくらんで大物を逃したりルアーをロストしたり逆に高くつく可能性もあります。僕はそれは嫌だなぁ~。
そして最後に本音を言います。
頻繁に交換するのめんどい!!
▼シーガーグランドマックスFX
僕がメインで使ってるのがこれ。実はこれもショックリーダーじゃないんです。『フロロカーボンハリス』です。高ランク原料使用であるグランドマックスなので強くて安心。しかもFXはソフトタイプなので非常にしなやかで使いやすいです。
最後に
コスパ重視するなら船ハリス!といった所ですね。
実際にプロが使って釣りまくってるのが船ハリスが問題ない何よりの証拠ですね。
特に大きな問題があるわけではありませんが、使うからにはその特性だけは覚えておきましょう!