今回はデュエルのフラットフィッシュ専用ライン『アーマードF+Proフラットフィッシュ1.2号200m』を実際に使ってみた感想を書きます。
まず最初に
基本的に僕はデュエル社のPEは大好きでよく使います。アーマードF+Proシリーズもエリアトラウトで何回も買って使っています。・・・ですが今回は辛口レビューです。
何が『専用』なの?
性能は他のアーマードF+Proシリーズと一緒。それを太さや長さ、カラーをフラットフィッシュ専用に作ったものです。
つまりアジやメバル、エギング用の今まであった糸を0.8~1.5号にして200mにして色をシルバーにしたものになります。
実際に使ってみた感想
新品時の適度なハリ、コシ、トラブルの無さ、使いやすさはすごく良いんですよ。個人的に文句は何ひとつなし。使った瞬間「めっちゃ良いやんこれ」って思いました。
しかし、
劣化が異常に早いんです。
コーティングが強いラインなのでコーティングが抜けたり、コーティングが硬くてすぐ糸がカクカクするんですよね。
そんでもって4時間釣りしたところでメタルジグを投げたらキャスト切れしました。「パツーン!」てすごい音で。これは下記で詳しく解説します。
何はともあれ、
サーフの釣りでヒラメやシーバス、真鯛などの大物が掛かったとき「絶対キャッチしたい!切れるなよ!」そういった場面を想像したとき、個人的には不安だなと思いました。
キャスト切れの原因
これに限らずアーマードシリーズ全てに言えることですが、数時間使うと糸の先端がカクカクします。(先端とはリーダーを結ぶ付近)
▼こんな感じです
▼こちら比較です
・【1シーズン使用】スーパーコールドX4 1.2号
・【4時間使用】アーマードF+Proフラットフィッシュ1.2号
・【8日間エリアで使用】アーマードF+Pro0.3号
いかにアーマードがカクカクしてるかわかります。
この『カクカク』がキャスト時に瞬時に張って負荷が掛かって切れる。というわけです。
▼特にこんな箇所
コブではありません。ループしてます。
こんな状態でメタルジグのような重たいルアーをフルキャストしたら一発です。
正直、この糸の素材自体がフラットフィッシュやシーバス、ショアジギングなどのヘビーな釣りには向いてないように思えます。あくまでも個人の感想ですよ。
アーマードをフラットフィッシュで使うなら
僕の経験から。約2時間程度で先端付近のカクカクした部分を切ってリーダーを切って結び直して使うなら切れずに問題なく使えると思います。
まあ2時間毎にリーダー結び直しとか、正直めんどくさいの極みですから文字どおり「Pro」の人が使うラインなのかもしれません。
アーマードをライトゲームで使うなら
僕はもう3年近くエリアトラウトで使ってますが、ライトゲームのような1~5g程度の軽いルアーを使うならキャスト切れは無く、快適に使えます。何も問題ありません。
ただし僕はドラグズルズルで使って、大物が釣れたらリーダーを切って先端部分のカクカクを切って結び直しています。
いずれにせよ定期的なリーダーの結び直しをおすすめします。
デュエルにはもっと良いPEがある!
僕は昔からデュエル社のPE好きなんですな~(´∇`)
昔はずっとスーパーエックスワイヤーX4を使っていて、今は『スーパーコールドX4』を使っています。
デュエル社の4本編みPEは5年以上使ってますが、変に切れたりトラブったりしたことありません。安くてコスパも良いし、性能も必要十分で実用性が高いです。
▼スーパーコールドX4 1.2号で釣れた魚
最後に
感じたままに書いてみました。
抜いた糸はちょい投げのキス釣りで使おー(´∇`)
「とりあえず試してみよう!」という人は小まめにチェックしながら使うことをおすすめします!